ケアマネはストレスとの戦いである
木曜日, 3月 2nd, 2017少子高齢化が進むにつれて、介護分野の需要はますます高まっています。介護が必要な高齢者の数は増えており、しかも要介護の高齢者に適切な介護サービスが行き渡っていないという現状もあります。そこで、介護保険制度が改正されて以来、要介護者に合った介護サービスを提供することが重要になっており、ケアマネージャーはそうした仕事の担い手として注目をされています。
しかし、このポストは気苦労の多い仕事です。介護施設に常駐し、日々利用者と経営者との板挟みにも合うので、決して楽ではありません。しかも、要介護者一人一人に合った介護サービスを考える上で、ケアプランという膨大な書類を作成しなければならないのです。さらに、ケアマネ―ジャーの中には営業職のようなことも任されている人がいるので仕事の負担が大きく、ストレスの要因になっています。ケアマネージャーは、要介護者に介護サービスを紹介することが仕事ですが、利用者はただ待っているだけでは来てくれないため、病院を回ったり、包括センターとの連携を図ったり、独居の高齢者の自宅訪問をしたりといった業務も少なくないのが現状なのです。
そのため、当初考えていた仕事のイメージと大きくかけ離れているということに不満を感じたり、心身共に疲労を溜め込んでしまうことも珍しくありません。だからもし、耐えられないほどのストレスを感じるようになってしまった時は、勤め先を変えることも念頭に入れて、不満の根元を断つことを考える必要があるのです。